ロイヤルカナン ジャーマンシェパード-専用フード-成犬〜高齢犬用の特長
ジャーマンシェパードは、糞便中の水分含有率が高く、消化器に配慮が必要な犬種です。また、その皮膚はpH(ペーハー)が高くアルカリ性で、他の犬種に比べて細菌が繁殖しやすいため、皮膚のバリア機能にも配慮が必要です。
「ロイヤルカナン ジャーマンシェパード」は、消化性の高いたんぱく質を使用することで健康的な消化をサポートし、腸内細菌バランスを整えて健康な糞便の状態を維持します。また、美しく健康な被毛を維持するための栄養素としてオメガ3系不飽和脂肪酸(EPA・DHA)が配合されており、皮膚のバリア機能をサポートします。
概要
- 種別
- 総合栄養食
- 対象年齢
- 生後15カ月齢以上
- カロリー
- 385kcal/100g
- フードタイプ
- ドライフード
- ポイント
- 成犬、シニア、皮膚ケア
- 対象サイズ
- 小型犬、中型犬、大型犬
- 原材料
- 米、肉類(鶏、七面鳥)、動物性油脂、植物性分離タンパク*、コーンフラワー、植物性繊維、加水分解タンパク(鶏、七面鳥、豚)、ビートパルプ、大豆油、魚油(EPA/DHA源)、コプラ油、加水分解酵母(マンナンオリゴ糖源)、加水分解甲殻類(グルコサミン源)、マリーゴールドエキス (ルテイン源)、緑茶抽出物(ポリフェノール源)、加水分解軟骨(コンドロイチン硫酸源)、アミノ酸類(L-チロシン、L-リジン、タウリン、DL-メチオニン)、ゼオライト、ポリリン酸ナトリウム、ミネラル類(Cl、K、Ca、Na、P、Mg、Mn、Zn、Fe、Cu、I、Se)、ビタミン類(コリン、E、ナイアシン、C、パントテン酸カルシウム、B6、B2、B1、葉酸、A、ビオチン、B12、D3)、保存料(ソルビン酸カリウム)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリーエキス) *超高消化性タンパク(消化率90%以上)
・粒の色、形、大きさ等のばらつきは天然由来の原材料を使用しているために起こるもので、品質に問題はありません。
・輸送、保管時の気温の変動により、油脂成分が粒の表面に溶け出してくることもありますが品質に問題はありません。
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警察犬として有名なジャーマンシェパードですが、遺伝的にかかりやすいと考えられる疾患が多い犬種であり、特に皮膚疾患と消化器疾患に注意が必要となります。
皮膚疾患としてジャーマンシェパードの皮膚は他の犬種と比べてpHが高いアルカリ性であることから細菌が繁殖しやすいため、ブドウ球菌などの細菌が皮膚に感染することによって生じる化膿性の皮膚病である膿皮症のリスクが高いといわれています。また、消化器疾患では膵臓が委縮していくことで膵臓から消化酵素が分泌されなくなってしまい、消化不良による慢性的な下痢や体重減少が見られる膵外分泌不全の発症が多いという報告があります。
こちらのフードはEPA・DHAなどの栄養素を配合することで皮膚本来のバリア機能のサポートや超高消化性タンパク(L.I.P.)と独自の配合で加えた食物繊維によって腸内細菌のバランスを整えることで健康な消化の維持が期待できます。
松本 千聖
獣医師。岐阜大学応用生物科学部獣医学課程を卒業後、3年ほど獣医師として動物愛護団体付属動物病院やペットショップ付属動物病院にて主に一次診療業務、ペット保険会社では保険金査定業務などに従事しました。現在...もっと見る